テレビアニメは1話だけ観ました。
個人評価:4/5
一言感想:木梨さん好き!佐藤健イケメン!!
映画「いぬやしき」
漫画雑誌「イブニング」で連載された、奥浩哉による同名漫画の映画化。
宇宙人による事故隠蔽により、機械化された2人の人間が主役のアクション(?)映画。
2人の機械人間
犬屋敷 壱郎(いぬやしき いちろう)
主人公は58歳のおじさん!
見た目だけならお爺ちゃん!
家族にも疎まれ、仕事が出来なくてリストラの候補。
おまけに癌で余命3ヶ月。
拾った犬の花子を捨ててこいと言われ、行き着いた先の公園で宇宙人の事故に巻き込まれる。
機械化して人間ではなくなった彼は、人助けに存在意義を見いだす。
獅子神 皓(ししがみ ひろ)
犬屋敷と一緒に事故に巻き込まれた高校生。
両親が離婚しており、母親と2人暮らし。
養育費の為に、父親とその新しい家族の元に定期的に通う。
自分の存在意義の為に他者を傷つけ、それが次第にエスカレートしていく。
アクションより人間が描かれている
CGによるアクションシーンも凄いけれど、この映画で一番描かれているのは人間です。
主人公、人間じゃなくなってるけどーー
人間だった頃に持ち得なかった、存在意義。
それが機械化した後も、彼らを人間にしてくれている。
その存在意義が全く対照的な2人を丁寧に描いている映画です。
映画「いぬやしき」ネタバレ
不評の原作最終回は不採用
時間の都合でカットになっただけかもしれないけれど、アルマゲドン展開無しで良かったと思います。
獅子神が生きているのは、なんだか御都合主義っぽいですが、原作最終回のように終わるよりは全然良い。
ネタバレあり感想
色々とツッコミどころはありましたが、概ね面白かったです。
原作未読でも解りやすい映画でしたし、何より佐藤健が格好良い。
そして、木梨憲武がハマりすぎ!
この2人の起用を考えた人、最高!!
ちなみに、ツッコミどころがは以下です。
- 日本の警察が一般人相手に銃を乱射する
- 画面越しでも人を殺せる
原作漫画がそうなら仕方がないのかも?
冒頭の、犬屋敷家族のやり取りは、観ていてなんだか遣る瀬無い気持ちになりました。
だからか、映画内で絆を取り戻すのが娘だけってのが物足りない。
嫁や息子とも変化があって欲しかったですね。
完全な良い形じゃなくてもいい、ほんの少しの変化を。
続編とか考えていたのかな?
不評のアルマゲドン最終回、カット。
ひょっとすると、続編とかを考えていたのかもしれない。
それなら、家族の絆を中途半端なままにしたのも頷けます。
たしかに、不評のアルマゲドンも上手く料理したら面白い映画にはなるかもしれないし。
原作以上の素晴らしいものにしたのなら、どんなに五月蝿い原作派も、内容が違う立て文句言えないと思う。