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【映画】「GODZILLA1998」否定されキングにも神になれなかった

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GODZILLA(1998) <東宝Blu-ray名作セレクション>

GODZILLA(1998) <東宝Blu-ray名作セレクション>

 

否定され、無かったことにされたGODZILLAをあなたは知っていますか?

個人評価:5/5

一言感想:ゴジラだと思うから低評価なんだってば!

ゴジラという信仰

日本のみならず、海外でも不動の人気を集めているキャラクター『ゴジラ』

そのハリウッドリメイクGODZILLAは、誰の目から見てもただの巨大な爬虫類でした。

『新・GODZILLA』はゴジラだった

歴代のゴジラ作品では、それがアニメであろうと何であろうと、ゴジラに対する人の無力さが描かれてきました。

ゴジラは王であり、神。

そう言っても過言ではありません。

2014年にリメイクされた、新・GODZILLAはそれを踏まえてデザイン、設定されました。

その結果は、2019年に続編ロードショー決定。

これは、映画最後に続編を匂わせた、旧・GODZILLAが成し得なかったことです。

旧・GODZILLAは生物でしか無かった。

それが、酷評が多くなってしまった大きな理由です。

「GODZILLA1998」の魅力

旧・GODZILLAにだって魅力はあります。

魅力的なキャラクター

ニック・タトプロス博士

この映画の主人公。

冴えない生物学者。

冴えないわりに、物語の中ではモテ気味です。

GODZILLAの繁殖力に真っ先に気づく。

フィリップ・ローシェ

フランス対外治安総局の諜報員。

ニックに近づき、母国の過ちのケリをつける。

最後までおいしいキャラクターでした。

オードリー・ティモンズ

夢を叶えるため、ニックと別れた元彼女。

レポーターになりたい短慮から、利用する気は無かったのですが、結果ニックを傷つけてしまいました。

ビクター・パロッティ

GODZILLAに1人向かっていく、勇気あるカメラマン。

ニックのために行動するオードリー。彼女を手助けする男気溢れるキャラクターです。

旧・GODZILLA

見ためはただの巨大な爬虫類。

ゴジラというより恐竜ですが、とにかく足が速いです。

海を泳ぐスピードも速く、人が逃げ切るなんて絶望的。

それが、このGODZILLAのうりでした。

ゴジラだと思わなければ、パニック映画にはとっておきのキャラクターです。

主食は魚、繁殖力も強く母性的。

それが故に、人との共存はできませんでした。

「GODZILLA1998」ネタバレあり感想

ゴジラを知る日本人が、GODZILLAを見てゴジラと判断したの、ちょっと違和感。

やっぱり、この作品は面白いけれどゴジラのリメイクとして観ない方がいいです。

どこにいるかもわからないGODZILLAを、大量の魚で誘き寄せる。

GODZILLA、嗅覚も凄い…

こんな感じで、ツッコミどころ満載になってしまいます。

好きなシーン

個人的に好きなシーンは、主人公ニックが初めてGODZILLAと対面したところです。

好奇心旺盛な子供のように、今では見なくなったカメラで写真を撮る。

この後軍の総攻撃が始まるというのに、なんともホノボノです。

初戦は人間の敗北ってのはお約束で、この後の人間ドラマがハリウッド作品らしい。

劇場で観た当時は高校生で、余りピンとは来なかったですが、今観返すと男女ってこんなもんだなあと思います。

ビクターの行動力マジ半端無い!

スクープを追うものは、ここまで行動力が必要なのか!?

ビクターの行動力は、眼を見張るものがあります。

最初のGODZILLA撮影もしかり、同僚の元カレを説得しようと追いかけて更にGODZILLAの巣探し。

あんたが主役でもいいんじゃない?

 

こんな風に、本当は面白い作品なんです。

GODZILLAがゴジラ出ないだけで酷評なんて残念。

今は月額固定で、映画を色々観れる時代です。

機会があったら、ぜひ一度でもいいから視聴をお勧めします。