具材は良いのに、具材は本当に良いのに。
何故こうなった？
個人評価：２／５
監督、ホラー好きよりもキャストのファンの為に料理するのを辞めませんか？
ストーリー
伊原直人は何処にでもいる普通の会社員。
愛する妻と息子との３人で幸せに暮らしていたはずだった。
ある日、妻子が交通事故にあうまではーー
軽い気持ちで吐いた嘘。
知らなかった、妻と息子の秘密の力。
かつての部下が現れなければ、まだマシな終わりを迎えられたかもしれない。
キャラクター（ネタバレあり）
他にもたくさん濃いキャラクターかいたけど、とりあえずメイン４人だけ。
要注意：ネタバレ＆私的考察含む。
伊原直人
優柔不断男。
妻子を愛している、イケメン会社員。
息子に適当な嘘を吐いてしまい、とんでもない目にあう。
本当は女たらしだったのかもしれない。
妻子と違い超能力者じゃ無いので、最後はうまくいかずに心を壊して終わるのでは？
倉沢比呂子
妻子ある男に惚れて、その奥さんに呪われ会社を辞めた。
その奥さんの死を知って、図々しく葬式にやってきた事で今度は息子に呪われる。
本当に呪われただけで辞めたのか疑問。
直人への気持ちは周囲にバレバレだった。
マジで葬式に来なかったら酷い目にあわなかったと思うよ。
伊原美幸
超能力者。
その力は人を殺せるほど強い。
旦那である直人に強く依存しているのは子供の頃に虐められていたからか。
あるいは両親を失ったからか。
ゾンビ深雪の意志が本当に彼女のものだったのか疑問が残る。
伊原春翔
超能力者。
その力は母親以上。
父親の嘘を実現させて死んだ母親を蘇らせた。
色々深く考えたら、この子マジで怖いです。
感想（ネタバレあり）
映画を観てない人には意味がわからない感想（考察含む）文です。
まぁ、毎回そうなんですが今回はいつも以上に意味がわからない使用です。
全ての元凶「雷」はなぜ落ちた？
私の考えは、深雪の愛かなと思ってます。
交通事故で死んでしまう瞬間、最期の力で息子である晴翔の命を守ろうとしたんでは無いかと。
某魔法使いの少年も、死んだ母親の愛で生き残った少年になったのですから。
春翔の心肺が停止した時雷が落ちたのは偶然では決して無かったんじゃないかなと。
そして、旦那への愛が「２回目の雷」
そう考えないとタイミングがあまりにも良すぎて意味不明なんよ。
深雪が死ぬ瞬間に、子供と旦那に１回ずつ命の危険が迫った時に助かるようにした。
それなら辻褄があいませんか？
まぁ、２回目の雷がまさか春翔の命を奪うとは思わなかったでしょうけども。
本当の黒幕が不自然
最初からバレバレな伏線「雷」。
あれはフランケンシュタインのオマージュだったんかな？
雷に打たれて蘇る息子君、春翔。
多分、お母さんとの会話で色々知ってから動いていたんだとは思うんだけどさ、深雪ゾンビの口から出た言葉以外は全てこの子の言葉だと思うとなんだかなぁ。
まぁ、黒幕を隠すために仕方がないとはいえ子供の言う言葉回しじゃ無い気がする。
いやぁ、見返したら違うかもしれんけどもう一度観る気力がわかんのよ。
ゾンビ深雪と色々会話していたみたいだけど、彼女の魂は本当にそこにあったんだろうか？
そんなことまで考えてしまう。
女の嫉妬はこんなんじゃなく無い？
深雪の嫉妬が不自然すぎる。
女の嫉妬、まずは女性に聞いてから脚本に落とし込めばよかったんじゃ無い？
いきなり旦那に惚れてるだけの相手に、生霊とばさないって。
そう思うのは私だけだろうか？
まずは旦那に釘さしからでしょ？
「あの人、絶対にあなたに惚れてる」
「あなたも気に入ってるんじゃ無いの？」
「本当に私だけ愛してる？」
こんな感じで旦那をまずネチネチ言う。
ここで旦那がちゃんとしてれば終わり。
なぁなぁにすると、まず旦那に生霊飛ばす。
それが原因で旦那の心が少し離れてから、あの女狐め！
って順番じゃない？
まぁ、ホラー系ＹｏｕＴｕｂｅの観すぎなだけかもしれんけど。
だいたいこの順で生霊とばして破滅してるお話が多い。
ちなみに、常に監視されていて〜、うんぬんのくだりも凄い不自然です。
あの言い方だと、監視が怖いと常々思っていたら比呂子に出会って彼女の笑顔に癒されたっていう順番なはず。
なんで監視され始めたの？
過去に一度でも浮気した？
そして、結婚前は監視されてなかったの？
結婚前から常に監視されていたならそれが怖くて結婚しないか諦めて結婚するかの２択。
諦めて結婚したならそこに愛は全く無い。
でも春翔の存在とか、ちゃんと愛していた描写がある。
つまり、「監視されてる気配」ごと深雪を愛していた？
私が女だからか、マジでわからん。
ちなみに深雪の気持ちは関係ないと思う。
旦那のことを信じられない、何かが無い限り監視は始まらんでしょ。
いや、まさか監視が始まったのって深雪が妊娠してから？
という事は監視していたのは、実は……
最後に
面白いか、面白く無いかで言ったら面白く無い方に傾きました。
でも、ここまで考察＆改変を考えて楽しめるのは久しぶりかもしれない。
それだけ矛盾とか、いらんシーンとか、説明不足とかが沢山あったともいうw
- 蘇り
- 超能力
- 助かるための方法探し
- 愛（家族愛・親子愛・愛憎などなど）
これだけ良い材料があって、できた料理がこれですと出されたら、思った程美味しくなかった感じ。
もう一度観るのはしんどいけど、観たらもっと考察しながら改変したらいい場所探すんだろうな。
最近のジャパニーズホラーは落ちたと言われるけど、楽しみ方を変えたらそんな酷くは無いのかもしれない。
そう思わせてくれた作品でした。
